看護師の間でよく話題に上がる特色ある仕事に、エスコートナースやフライトナース、ツアーナースがあります。どれも病院などの臨床現場での典型的な仕事とは業務内容が異なり、高いスキルを要求されるのが特徴です。
これらの仕事に就きたいと思うなら、できるだけ早期から決断して適切なキャリアパスを歩むようにし、時間の合間を塗ってスキルアップすることが必要になります。
そもそも求人が少ないことから、それぞれに必要なキャリアパスを通らなければ求人を見つけることすら困難です。

エスコートナースやツアーナースの場合、派遣看護師となるのが最も求人を探しやすい方法であるのに対し、フライトナースの場合はドクターヘリを持っている病院で勤務経験を積むことが必須になります。
エスコートナースの場合、看護師としての基本スキルと病棟管理の経験が重視されますが、それに加えて語学力が欠かせません。
ツアーナースの場合には基本スキルだけでも十分ですが、それと合わせて幅広い人と仲良く付き合えるコミュニケーション能力が求められます。外国人ツアーの付き添いもしばしばあるので、語学力もあるに越したことはありません。
一方、フライトナースには基本的には救急科でベテランになった看護師が抜擢されるため、最初から救急科を志望して同じ病院でキャリアを積んでいくことが必要です。いくつかの病院で救急科に勤めて広い経験を積むと、重宝される現場もあります。

このように、エスコートナースやフライトナース、ツアーナースは特殊なスキルが求められる仕事なので、もし目指すのなら早めにキャリアプランを立てることが大事です。